C-HR(chr)、ヴェゼル、CX-3(cx3) の内装、加速性を比較!

比較

C-HRが登場し、SUV売り上げ1位を獲得したことで競争が激化したコンパクトSUV市場。

C-HRのライバルとして挙げられるコンパクトSUVとしてヴェゼル、cx3が挙げられます。

外観ははどれもかっこいい。

特徴的という意味ではC-HRが抜きんでています。

でも実際の走行性能、内装の質はどうなのでしょうか?

ヴェゼル、cx3と比較

まずは内装比較です。

いずれも品質が高いデザインですが、全体のバランスから見ると差が歴然としています。

C-HR(chr)の内装

ダイヤ状のデザインが入ったドア、助手席に向かって突き出るような立体的なダッシュボードなど特徴的なポイントに満ちています。

左右非対称なデザインで張り出したナビは、最初は奇抜さを感じずにはいられないでしょう。

しかし慣れてくると、インテリア全体で一つのデザインなんだと感じるようになります。

一押しなのがエアコン操作盤ですね。

配置がキレイにまとめてあり、非常に視認性が高いです。

c-hrシート

シートは本革とファブリック2種類ありますが、ファブリックでも十分な満足感があります。

疲れにくさを追求した弾力性とホールド性が高いシートなので、材質の違いは気になりません。

c-hr後部座席

後部座席の広さは十分あると思います。

問題はウインドウの小ささと足元の狭さでしょう。

さらに天井が低いため、どうしても窮屈感があります。

前席をゆったりとさせたため、コンパクトなボディを実現するには後席の犠牲が必要だったのです。

よって5人乗りとは言っていますが、メインは2人、多くても4人で乗ることになると思います。

c-hrラゲッジトレイ

しかし荷室は意外と広さがあります。

分割可倒式シートを倒すと結構広くなる。

前席シートをスライドさせれば、171cmの私も寝ることができます。

ただし、たたんだシートのせいで天井がさらに低くなるため、車中泊には厳しいでしょう。

でも一応可能です。

ヴェゼル、cx3の内装

引用元:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

まずはヴェゼルのインテリアをチェックしましょう。

公式サイトの画像ですので、照明効果があります。

実物は光沢がないものと思った方がいいかも。

グレードは4つ。

順に価格と装備が上昇していきます。

ガソリンモデル

  • G
  • X
  • RS

ハイブリッドモデル

  • HYBRID
  • HYBRID X
  • HYBRID Z
  • HYBRID RS

写真はHYBRID Zで、ヴェゼルのグレードではけっこう上級です。

本革巻ステアリングホイールはXから上のグレードで採用となっており、Zでは革の材質がさらに上がります。

C-HRはダッシュボードが革になっていましたが、ヴェゼルはシートの両サイド、センターコンソールアームレスト、ウインドウスイッチ周りが革でできているようです。

このグレードからは各部にメッキの加飾が施されます。

ドア周辺や、ダッシュボードのエアコン吹き出し口あたりはシンプルなつくりですね。

デザインはC-HRよりのっぺりした印象を受けますが、質感は非常にいいと思います。

引用元:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

後部座席も余裕があります。

ファミリーでも満足できるでしょう。

引用元:https://www.honda.co.jp/VEZEL/

ただ、ナビやエアコン操作盤周りは使いにくい

エアコン操作関連のすっきり感はC-HRの方がありますね。

cx3のインテリア

引用元:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/feature/interior/interior1/?link_id=sbnv

シルバーメッキの加飾二段構えのダッシュボード、独特のエアコン吹き出し口が印象的なインテリアです。

引き算の美学で無駄をそぎ落としたとのことですが、あまりそぎ落とされていないような…。

エアコン吹き出し口などのデザインが強すぎるからでしょう。

センターコンソールもC-HRやヴェゼルと見比べるとごちゃついている印象です。

趣味の問題かもしれませんが、cx3の内装は落ち着きがない

cx3のステアリングホイールにはヒーターが内臓されていて、寒い季節でも手元に狂いが生じません。

個人的には必要性を感じませんが…。

冬は手元の寒さより、車内の寒さをはやくどうにかしたい。

体が温まれば、手元も温まるし。

後部座席と荷室は分割可倒式でC-HRやヴェゼルと大差はありません。

荷室はフレキシブルボードによって、上段と下段に分割できます。

荷室の分割使用の際に思いのほか役立ってくれます。

C-HR(chr)、ヴェゼル、CX-3(cx3)の内装を比較した結果

この3モデルの内装のデザインはC-HRが一番良く見えてしまう。

いたるところがデザインに凝っている。

しかし質感はヴェゼルも負けていません。

デザインはシンプルすぎる感じもしますが。

cx3はなにかが違いますね。

各インテリアパーツがちぐはぐです。

ひとつひとつのパーツの主張が強すぎます。

C-HRやヴェゼルのように、ひとつひとつのパーツの主張は押さえて、全てが一つになってデザイン効果が何倍にも発揮される…。

そういうものを目指してほしいです。

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chr、ヴェゼル、cx3の加速性を比較

見た目より中身!

ということで加速性のチェックです。

C-HR(chr)をヴェゼルと加速性で比較

まずはこの2モデルの加速性を比較したいと思います。

調べてみると100㎞/hまで加速するのに何秒かかるか?という実測データが存在しました。

C-HRの場合は11秒くらいかかります。

ハイブリッドですから、停止状態から60㎞/hくらいまでの加速はいいかんじです。

実際私は60km/hくらいまでしか出さないため、C-HRの加速性はすごくいい!と勘違いしていました。

しかし高速道路を走り出すと、「?」となります。

100km/hまで速度を上げるのが以外にきつく感じる。

60km/hくらいから急に速度の上昇が落ちてきて100km/hまでが遠い。

…とはいえ、この11秒という数値は決して悪いものではなく、「普通の車」レベル。

しかしSUVとしては弱いと言えます。

引用元:https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/performance/driving/

一方ヴェゼルの加速性は「普通の車」以上。

ヴェゼルのハイブリッドモデルはスポーツモードを使用すると、7、8秒で100km/hまで到達します。

ノーマルモードでも9秒ほどだと言うので、普通の車より加速性は優れているということになります。

ハイブリッドはエンジンのみのガソリン車とは違い、モーターによるエンジンアシストがあるので、加速性は優れています。

それはC-HRも同じなのですが…。

しかし重量のせいもあってか、C-HRは一定速度を超えると加速がおちてしまう。

C-HRは加速性でヴェゼルに劣っているという話は実証済、と言えるでしょう。

cx3の加速性と比較

引用元:http://www.mazda.co.jp/cars/cx-3/feature/driving/skyactiv-vd/?link_id=sbnv

cx3はディーゼルモデルとガソリンモデルが存在し、それぞれ100km/hまで加速するのにかかる時間が違います。

ネット上の情報では、ガソリンモデルで8.6秒、ディーゼルモデルで10~12秒とのこと。

ディーゼルモデルのcx3はC-HRと同等の加速性と言えます。

ディーゼルエンジンは、中速域までの加速は優れているのですが、そこから先のトルクは先細ってしまいます。

しかもディーゼルは価格も高いため、加速性を求めるならガソリンモデルを選ぶことになるでしょう。

中速域以上の加速が弱い点はC-HRと似ていますね。

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chr、ヴェゼル、cx3…比較の結論

SUVとして…ではなく、かっこいいハイブリッドカーとして見るなら、C-HRが一番でしょう。

ヴェゼル、cx3と比べるとダントツに燃費はいいです。

SUVとして、低燃費車として優れているのがヴェゼル。

デザインをそこまで重視しないのならヴェゼル一択でしょう。

そこそこかっこいいし、SUVらしい加速性能を満たしています。

一方、外観は洗練されていますが、内装、加速性は人を選ぶのがcx3ではないでしょうか。

すっきりとしていて、それでいて一目でわかるフォルムはかっこいいのですが、内装はかなり尖っています。

中速域までなら高い加速力をもつディーゼルエンジンも、高速域に向かう足は遅い。

ただ、内装に関しては好みの問題が大きいので、刺さる人には刺さるデザインでしょうね。

オールマイティに優れたヴェゼルにいかに加速性で追いつくかが、今後のC-HRとcx3の課題でしょう。