ちまたでは白ナンバーの軽が走っているとウワサになっていますね。
特にnboxは町でよく見かける車なので、ウワサの中心になっているようです。
ここでは知っている人はとっくに知っている白ナンバーのnboxの正体についてお伝えしようと思います。
白ナンバーはnboxに使用不可のはず
普通は軽自動車に白ナンバーを採用することはできません。
白ナンバーは登録自動車、つまり小型、普通大型特殊のいずれかの車両の装着と決まっているんですね。
これは自家用、事業用を問いません。
ではnboxの普通車仕様の特別車でもあるのでしょうか。
確かに、高速の無人料金所(非ETC)ではnboxはなぜか普通車扱いされることがありますが…。
調べてみたところ、白いナンバーをつけたnboxはラグビーワールドカップ2019、東京オリンピックとパラリンピックの開催記念ナンバープレートをつけたnboxだったようですね。
引用元:https://annai-center.com
この目を引くイラストが入ったナンバープレートの方も最近よく見かけると思います。
こちらは東京オリンピックやパラリンピック開催に対して寄付をした人のみ入手できる図柄。
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白に小さくオリンピックのロゴがついているのは寄付が必要なくて、ナンバープレートの交付料金のみの支払いで入手できます。
白ナンバーを付けられる車両
記念白ナンバーはオリンピックだけでなく、2019年のラグビーワールドカップの記念ナンバーとしても入手可能のようですね。
まずこの図柄ナンバーを使用できるのは先ほどお伝えした登録自動車と軽自動車です。
ただし軽自動車は自家用に限られます。
登録自動車は自家用、事業用問いません。
選べる図柄ナンバーの種類
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白ナンバーといっても、メインはイラスト入りの図柄です。
特に目につくのはおしゃれな図柄が入った「東京2020年大会特別プレート」ですね。
イラストがない白ナンバーは通常のものと同じ、白地に緑の文字となっています。
図柄入りナンバーは市や県によって違うものが用意されていますが、取り扱いのない県も多いようです。
図柄入りは交付が始まったばかりなので、まだ絶対数は少ないようですね。
しかし、オリンピック開催まではまだ期間がありますので、今後新たに図柄入りナンバーを採用する県や市が増える可能性はあります。
nboxを白ナンバーにするメリット
テレビでも話題になったようですが、軽自動車の白ナンバーをつけるのはオリンピックの開催を祝福したり、オリンピックに寄付するという目的ではない場合が多いようです。
どうやら若い世代を中心に「軽自動車だから黄色いナンバープレート」という扱いに不満を持っている人が多いのだとか。
最近の軽はnboxを中心に普通車と比べても劣らない性能のものも増えています。
引用元:https://www.honda.co.jp
特に室内空間の広さ、背の高さは普通車を超えることもしばしば。
登録自動車とナンバープレートで区別されることに抵抗を感じている人が白ナンバーにするようですね。
確かに、軽自動車というと男性は敬遠するような気がします。
黄色いナンバー、つまり軽は男にとってはダサい、という認識。
しかし経済的にも乗りこなせるのは軽が妥当…。
この格差社会、こういう人は多いと思います。
だからといって白ナンバーにすれば軽じゃなくなるわけではありませんが、黄色ナンバーに負い目を感じる人も多い、という事実は今後の自動車社会の課題になってくるかもしれません。
黄色のナンバープレートというのは、主張が強いため、車のデザイナーはその主張の強さを加味してプレートの位置やボディのカラーを設定しないといけないので大変なのだそうです。
引用元:https://matome.response.jp
イエローのnboxに黄色のナンバープレートは確かにキツいですね。
しかし、黄色という色がナンバープレートに採用されているのは視認性が高いためなのだとか。
普通車の白いナンバープレートが最初に存在して、後から軽のために黄色が採用されたので、特別目立つことになったのでしょう。
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もともとは軽のナンバープレートも白で、バイクと同じものが使われていました。
しかし見にくいということで普通車と同じサイズにして、黄色となったのです。
etcはナンバーの色で読み取っている?デメリットは?
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軽自動車が黄色ナンバーになった理由はもう一つあって、、高速道路の料金を区別しやすいようにするため、なのだそうです。
そこで軽であるnboxを白ナンバーにすることで、ETCがnboxを普通車と認識するのでは?という不安がささやかれました。
ETCはナンバープレートの色だけでなく、ETC車載機の車の情報自体も参照するようなので、余計に料金を請求されるということはないそうです。
しかし、有人の料金所ではナンバープレートの色だけで料金を判断している人も少なからずいると思います。
もしかしたら、軽なのに白ナンバーだったために料金を多く徴収された、という人もいるかもしれません。
そもそも登録車か軽自動車かでナンバーの色が違うことを知らないドライバーもけっこういるわけで、料金を多く取られたことに気付いていない可能性もあります。
他にデメリットといえば軽自動車で白ナンバーというのは、見る人によっては違和感があるもの。
普段車のナンバープレートの色なんて意識しませんが、なんとなく目立ってしまうことは覚悟しないといけないでしょう。
ドレスアップやカスタムの延長と考えるといいかも?
特別な白ナンバー交付に必要手続きと費用
とりあえずこのオリンピック仕様の白いナンバープレートの入手手順を調べてみました。
ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のナンバーを取得するには交付手数料の他に寄付金が必要です。
この寄付金が図柄ナンバーの本来の意図ですね。
申し込みの手順
引用元:https://annai-center.com
まずは図柄ナンバー申し込みのサイトで指名、電話番号、メールアドレスを入力し、パスワードを設定し、申し込みます。
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メールアドレスが正しいかの確認メールを受信したら、ナンバーを交付したい車の種類と情報を入力します。
寄付の目的と趣旨に同意したら、申し込み情報の最終確認です。
申し込みが終われば受け付けた旨のメールが来るので確認します。
その翌日中(年末年始除く)には申し込みが完了したというメールが来るので、寄付金と交付手数料を支払います。
寄付金は銀行振込になります。
寄付金額については次の見出しで解説しています。
寄付金と交付手数料の入金が確認されるとメールが来るので、交換申請書をダウンロードして印刷、記入してお近くの運輸支局や軽自動車検査協会に提出しましょう。
交付は入金から1ヶ月以内にうけないといけません。
また、通常のナンバープレートとは違い、入金確認がおわってからの発注、制作になります。
目安は土日祝日、年末年始を除いて入金確認から10日ほどかかるようです。
図柄ナンバーの価格
図柄ナンバーが欲しい場合、寄付金額は1000円以上必要になります。
寄付金額に上限はないようですね。
寄付金をつけない場合は白ナンバーになります。
白ナンバーの軽自動車を生むためには寄付金をつけずにナンバープレートの交付手数料のみを支払うことになりますね。
図柄ナンバーは受注生産されるので通常のナンバーより高い価格となります。
またその価格は地域によっても異なってきますが、だいたい7500円から13000円くらいのようですね。
ここにいくつか例を示しておきます。
引用元:https://annai-center.com
交付手数料中型 7,730円、大型 12,000円
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交付手数料中型 7,500円、大型 11,600円
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交付手数料中型 7,300円、大型 10,900円
引用元:https://annai-center.com
交付手数料中型 8,360円、大型 12,580円
引用元:https://annai-center.com
交付手数料中型 8,400円、大型 12,500円
図柄ナンバーはオリンピックが終了して外すことになっても、不正利用防止の穴をあけることで記念にもらえるそうです。
やったね!
この図柄入りナンバーの受付期間は2020年の9月30日までとなっています。
交付期間は2020年の11月30日まで。
これ以降は制度が変わらない限り、あなたの軽自動車を白ナンバーにする機会はないでしょう。
興味がある人はぜひ挑戦してみてほしいですね。