ブランド力が強いトヨタのルーミーと新型nboxを比較します。
ルーミーは2016年の登場であり、若さあふれるコンパクトカーです。
軽だと思う人も多いようですが、軽ではなくコンパクトカーです。
まだまだこれからの可能性を秘めているnboxとルーミー。
どっちがレベルの高い車でオススメなのでしょうか。
nboxとルーミーの価格を比較!
引用元:https://toyota.jp
ルーミーはコンパクトカーなので価格はnboxよりお高いはずです。
nboxとルーミー、どちらを買うかで迷った場合、価格が近いグレード同士で天秤にかけることになります。
両者の価格を比較しようと思います。
グレード(モデル) | 2WD(CVT)価格(8%税込み) | 4WD(CVT)(8%税込み) |
---|---|---|
X | 1,463,400円 | 1,636,200円 |
X”S” | 1,528,200円 | 1,701,000円 |
G | 1,684,800円 | 1,857,600円 |
G-T | 1,803,600円 | |
カスタムG | 1,836,000円 | 2,008,800円 |
カスタムG-T | 1,965,600円 | |
G “Cozy Edition” | 1,730,160円 | 1,902,960円 |
平均価格 | 1,715,966円 | 1,821,312円 |
本体価格は平均してnboxより10万円ほど高いのがルーミーです。
以外と安いですね、ルーミー。
価格でnboxかルーミーかを選ぶ場合の参考として、価格帯で分けてみました。
価格帯(8%税込み) | 2WD(CVT)モデル名 | 4WD(CVT)モデル名 |
---|---|---|
1,300,000 円~ | nbox G・Honda SENSING | |
1,400,000円~ | nbox G・L Honda SENSING ルーミー X |
|
1,500,000円~ | ルーミー X”S” | nbox G Honda SENSING |
1,600,000円~ | nbox 特別仕様車 G・L Honda SENSING カッパーブラウンスタイル nbox G・L ターボ Honda SENSING nbox カスタム G・L Honda SENSING ルーミー G |
nbox G・L Honda SENSING ルーミー X |
1,700,000円~ | 特別仕様車 G・L ターボ Honda SENSING カッパーブラウンスタイル ルーミー G “Cozy Edition” |
ルーミー X”S” |
1,800,000円~ | nbox カスタム G・L ターボ Honda SENSING ルーミー G-T ルーミーカスタムG |
nbox 特別仕様車 G・L Honda SENSING カッパーブラウンスタイル nbox G・L ターボ Honda SENSING nbox カスタム G・L Honda SENSING ルーミー G |
1,900,000円~ | ルーミー カスタムG-T | nbox 特別仕様車 G・L ターボ Honda SENSING カッパーブラウンスタイル ルーミー G “Cozy Edition” |
2,000,000円~ | nbox カスタム G・L ターボ Honda SENSING ルーミー カスタムG |
本体価格が160万円台、180万円台のモデルが一番充実していることがわかります。
この価格にオプションなどが重なることになります。
予算で購入を検討するときの参考にしましょう。
おすすめは装備が充実しており、価格も手ごろで選択の幅が広い160万円台です。
nboxとルーミーの燃費を比較!
引用元:https://toyota.jp
nboxとルーミーは排気量も違うし、本来燃費を競うのは土俵が違うかもしれません。
しかし燃費を重視するなら比較するべき項目です。
グレード(モデル) | 2WD(CVT) | 4WD(CVT) |
---|---|---|
X”S” | 24.6km/L | 22.0km/L |
X | 24.6km/L | 22.0km/L |
G | 24.6km/L | 22.0km/L |
G-T | 21.8km/L | |
カスタムG | 24.6km/L | 22.0km/L |
カスタムG-T | 21.8km/L | |
G”Cozy Edition” | 24.6km/L | 22.0km/L |
平均燃費 | 23.8km/L | 22.0km/L |
重量も影響しているのか、トヨタにしては普通の燃費のルーミー。
nboxの方がカタログ上はいいようですが…。
引用元:https://autoc-one.jp
ルーミーは2018年11月にG”S”がカスタムGに統合されました。
しかしデータとしてはまだまだ新しいので採用。
グレード | G”S”(2017念12月モデル) |
---|---|
パワートレイン | NAエンジン |
駆動方式 | 2WD |
JC08モード燃費 | 24.6km/L |
市街地 | 16.2km/L |
郊外路 | 16.2km/L |
高速道路 | 18.8km/L |
平均実燃費 | 17.2km/L |
オートックワン様の燃費実験の結果を流用させていただいています。
残念ながら、実燃費の方もルーミーはあまり良くはないですね。
エアコンをつけての短距離走行だと、10km/Lまで燃費が落ちるという話もあります。
nboxでもエアコンをつけての短距離は14km/Lほどの実燃費が報告されていますし、やっぱりルーミーの実燃費は悪いと思います。
この実験ではそこそこの距離を走っているみたいですし。
とりあえず燃費と価格を重視するなら、先ほどの表を見て、気にいった価格帯のnboxを選んだ方がいいですね。
新型nboxとルーミーの性能を諸元から比較!さすがはコンパクトカー?
地齋に乗るのなら使い勝手の良さも大切ですよね。
ルーミーは乗用車の性能を発揮しているのでしょうか?
nbox | ルーミー | |
---|---|---|
全長 | 3.395m | 3.700~3725m |
全幅 | 1.475m | 1.670m |
全高 | 1.790m | 1.735m |
室内長 | 2.240m | 2.180m |
室内幅 | 1.350m | 1.480m |
室内高 | 1.400m | 1.355m |
車両重量 | 810~910kg | 1,070~1,100kg |
最小回転半径 | 4.5m | 4.6~4.7m |
最大トルク | 65<6.6kg・m>/4800(ターボは104<10.6kg・m>/2600) | 92<9.4kg・m>/4400(ターボは140<14.3kg・m>/2400~4000 |
車体の大きさはルーミーの方が上ですが、室内の高さと長さはnboxの方があるようです。
室内を完全な長方形として計算してみますと
nboxは2.240m×1.350m×1.400mで4.2336立方メートル。
ルーミーは2.180m 1.480m 1.355mで4.371772立方メートル。
ルーミーは幅の大きさで室内体積を稼いでいますね。
しかしルーミーの方が室内が広いとはいえ、あまり変わらないようにも感じます。
nboxの室内確保技術がすごいとしか言いようがないでしょう。
ここで注意しておかないといけないのが燃料タンクの容量ですね。
ルーミーは36リットルですが、nboxは27リットル。
nboxの室内の広さは燃料タンクを削ってのものです。
だから燃費がいいとは言え、nbox補給の頻度は多いと言えるでしょう。
トルクはルーミーの方があります。
なにせコンパクトカーですから、軽よりトルクがないとかありえない話ですし…。
最小回転半径もnboxと大差ないので、車体の大きさからみるとルーミーも優秀と言えます。
ですが、せっかくですからもうすこしnboxと差をつけた室内の広さはほしかったですね。
軽と乗用車という区分違いもありますし、優劣はつけ難いというのが正直な感想です。
nboxとルーミーのインテリアを比較!ルーミーは…
引用元:https://toyota.jp
正直なところ、あまりぱっとしないのがルーミーのインテリア…。
デザインもありきたりなイメージがありますね…。
引用元:https://toyota.jp
その中でも光るのがフルフラットになるシートアレンジ。
自由度が高く、後部座席を全部倒す、前部の座席を倒すなど、やり方次第で様々なシーンに対応できるのが便利で〇。
車中泊のしやすさはnboxより上だと言えますね。
あとは全体の構成ですが、nboxとよく似たかんじになっています。
車中泊を考慮し、わずかでも広いインテリアが欲しいならルーミーを選ぶ価値はありますね。
引用元:https://www.honda.co.jp
スーパースライドシート仕様や、スロープ仕様など、介護や育児を想定した作りに魅力を感じるならnboxといったところでしょうか。
nboxとルーミーを比較した結果
引用元:https://www.honda.co.jp
選ぶなら断然nboxですね。
価格、燃費でルーミーを圧倒しています。
性能や車内の広さはルーミーが優れていますが、nboxと大きな差は感じられません。
内装も同じです。
しかしあまり差を感じない中でもわずかに広く、フルフラットになる室内に必要性を感じるならルーミーと言う選択も十分ありだと思います。