nbox最大のライバル車と言えば、2017年度売り上げ5位のタントではないでしょうか。
近所ではnboxと同じくらいよく見かけるタント。
グレードも多種多様でこれは選択の幅ではすでにnboxを超えていそうですね。
nboxとタントの価格を比較!タント多すぎ!
引用元:https://www.honda.co.jp
通常グレードだけでも9種類あるタント。
引用元:https://www.daihatsu.co.jp
別車種扱いのタントカスタムを含めるともっとあります。
グレード(モデル) | 2WD(CVT)価格(8%税込み) | 4WD(CVT)(8%税込み) |
---|---|---|
G”SAⅢ” | 1,533,600円 | 1,657,800円 |
Xターボ”SAⅢ” | 1,501,200円 | 1,625,400円 |
特別仕様車X”リミテッドSAⅢ” | 1,485,000円 | 1,609,200円 |
X”ホワイトアクセントSAⅢ” | 1,485,000円 | 1,609,200円 |
X”SAⅢ” | 1,430,200円 | 1,544,400円 |
X | 1,355,400円 | 1,479,600円 |
特別仕様車L”リミテッドSAⅢ” | 1,285,200円 | 1,414,800円 |
L”SAⅢ” | 1,285,200円 | 1,414,800円 |
L | 1,220,400円 | 1,350,000円 |
平均価格 | 1,397,911円 | 1,522,800円 |
タントはnboxの平均価格と比べますとかなり価格が安いですね。
ただし、タントはターボが1グレードしかないため、平均価格が下がっています。
ターボを抜くと同じくらいの価格でしょうか。
選択の幅が広いタント、種類はタントに劣るが、ターボと言う選択肢が多くあるnbox。
通常グレードは価格では優劣付けられないと言えます。
ではカスタムはどうなのでしょうか?
引用元:https://www.daihatsu.co.jp
グレード(モデル) | 2WD(CVT)価格(8%税込み) | 4WD(CVT)価格(8%税込み) |
---|---|---|
特別仕様車RS”トップエディションリミテッドSAⅢ” | 1,749,600円 | 1,873,800円 |
RS”トップエディションSAⅢ” | 1,749,600円 | 1,873,800円 |
RS”SAⅢ” | 1,706,400円 | 1,830,600円 |
特別仕様車X”トップエディションリミテッドSAⅢ” | 1,684,800円 | 1,809,000円 |
Xトップエディション”SAⅢ” | 1,652,400円 | 1,776,600円 |
X”SAⅢ” | 1,593,000円 | 1,717,200円 |
X | 1,528,200円 | 1,652,400円 |
平均価格 | 1,666,286円 | 1,790,486円 |
タントカスタムの方が全体的に安いですね!
nboxカスタムは上級グレードが200万円超えていて、普通乗用車レベルになっています。
価格の安さも、選択の幅もタントが勝利と言えますね。
これが歴史の差でしょうか。
nboxとタントの燃費を比較!
引用元:https://www.daihatsu.co.jp
タントは燃費がいいイメージですよね。
グレード(モデル) | 2WD(CVT) | 4WD(CVT) |
---|---|---|
G”SAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
Xターボ”SAⅢ” | 26.0km/L | 24.6km/L |
特別仕様車X”リミテッドSAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
X”ホワイトアクセントSAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
X”SAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
X | 28.0km/L | 25.8km/L |
特別仕様車L”リミテッドSAⅢ” | 28.0km/L | 27.0km/L |
L”SAⅢ” | 28.0km/L | 27.0km/L |
L | 28.0km/L | 27.0km/L |
平均燃費 | 27.7km/L | 26.1km/L |
カタログ燃費はnboxよりもタントの方がいいですね。
カスタムの方もチェックです。
グレード(モデル) | 2WD(CVT) | 4WD(CVT) |
---|---|---|
特別仕様車RS”トップエディションリミテッドSAⅢ” | 26.0km/L | 24.6km/L |
RS”トップエディションSAⅢ” | 26.0km/L | 24.6km/L |
RS”SAⅢ” | 26.0km/L | 24.6km/L |
特別仕様車X”トップエディションリミテッドSAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
Xトップエディション”SAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
X”SAⅢ” | 28.0km/L | 25.8km/L |
X | 28.0km/L | 25.8km/L |
平均価格 | 27.1km/L | 25.3km/L |
カスタムもタントの方がカタログ燃費はいいようです。
でも実際の燃費はどうなのでしょうか?
引用元:https://autoc-one.jp
タントは2013年のフルモデルチェンジにも関わらず、2017年にフルモデルチェンジしたnboxよりも優れた実燃費を出しています。
引用元:https://www.daihatsu.co.jp
この実燃費を生み出す仕組みの一つがエコアイドルだと考えます。
車が停車する少し前にエンジンを停止することで通常のアイドリングストップよりも燃費を向上しているのです。
nboxは停車してからのアイドリングストップですので、エコアイドルには今一歩及んでいないと言えるでしょう。
ブレーキペダルを強く踏み込めばエンジンが再始動するので、右折するときもあらかじめエンジンを起こしておくことができます。
作動には条件があって、コーナリングでエンジンが切れたりすることはありません。
例えば、ハンドルを大きく切っている場合や、速度が9km/h以上といった条件下ではエコアイドルは作動しない仕組みのようです。
エンジンの性能だけでなく、アイドリングストップ機能によって燃費を向上しているタントですが、難点もあります。
このエコアイドルはなかなかデリケートで、ちょっとブレーキを強くふみこんでしまうとエンジンが再始動してしまうそうです。
この点はnboxのアイドリングストップとはまた違った欠点と言えますね。
とはいえ、燃費単体で見た場合はタントの方が優れていると言えます。
nboxとタントの安全装備を比較!
結論から言いますと、nboxとタントの安全性能はどちらも非常に高いのですが、より最新の安全装備を採用しているnboxの方が優れていると言えます。
両者ともASV++という安全性能評価を受けており、セーフティサポートカーSワイドの区分に認定されています。
どちらの安全性の基準も最高ランクを認定されています。
しかしタントは2016年のランク獲得で、nboxは2017年の獲得なのです。
予防安全性の評価は先進技術によるものというコンセプトがあるので、やはりここは重要な点となるでしょう。
その中でnbox、タントそれぞれの安全装備をピックアップします。
引用元:https://www.honda.co.jp
nboxのHonda SENSING
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- ACC<アダプティブ・クルーズ・コントロール>
- LKAS<車線維持支援システム>
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- 後方誤発進抑制機能
- オートハイビーム
引用元:https://www.daihatsu.co.jp
タントのスマートアシストⅢ
- 衝突警報機能(対車両・対歩行者)/衝突回避支援ブレーキ機能
- 誤発進抑制制御機能(前方・後方)
- 車線逸脱警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- オートハイビーム
他にもタントは側面衝突に対する強度や、人身事故対策にも力を入れており、「もしも」の時の安全対策もしっかりしています。
しかしやはりここは「もしも」の時が来ないようにする予防という側面を重視したいと思いますね。
予防対策としての機能は圧倒的にnboxの方が多いです。
この点が価格の高さにつながっていると言えます。
nboxとタントの性能を比較!
車に重要なのは性能。
安くてもコレじゃない感があったら困りますよね。
そこで諸元の要所を表にしてみました。
nbox | ムーヴキャンバス | |
---|---|---|
全長 | 3.395m | 3,395m |
全幅 | 1.475m | 1,475m |
全高 | 1.790m | 1,750m |
室内長 | 2.240m | 1,930~2,200m |
室内幅 | 1.350m | 1,350m |
室内高 | 1.400m | 1,365m |
車両重量 | 810~910kg | 930~980kg |
最小回転半径 | 4.5m | 4.4m |
最大トルク | 65<6.6kg・m>/4800(ターボは104<10.6kg・m>/2600) | 60<6.1kg・m>/5200(ターボは92<10.6kg・m>/2600) |
室内の広さ、重量の軽さ、トルク、多くの要素でタントよりnboxが勝っています。
車体の軽さは燃費の良し悪しに影響しますが、軽くても乗り心地が悪ければ意味がありません。
しかしnboxの乗り心地は軽とは思えないほどいいです(実体験)。
タントは乗り心地があまり良くないという意見もありますが、nboxはほとんどそういう意見を聞きません。
特に新型は。
性能は完全にnboxの方が優秀ですね。
やはり価格は性能に出てくるようです。
nboxとタントを比較した結果
引用元:https://www.honda.co.jp
価格と燃費で優秀なタント。
性能と安全装備でタントに勝るnbox。
価格の安さを選ぶか、がっつりと性能と安全を選ぶか。
これが決め手となりますね。
どっちが優秀な車か?と問われたら考え方しだいになってきます。
が、価格は重視せず、優秀という点から見たら、性能と安全性が高く、売り上げが高いnboxが勝つのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、価格の安さを重視するなら選ぶべきはタント。
ここは車の趣味や考え方、経済的な個人差が出てくる点ですね。