インプレッサスポーツの残クレに見るスバルの狙いとは?

インプレッサスポーツ

クルマって高いですよね。

維持にもお金がかかります。

ローンを組むしかない人も多いのではないでしょうか。

ローンには大きく2つあります。

家のローンと同じ月払いのものと、クルマ特有の「残価設定型ローン」です。

いわゆる残クレです。

一体どちらがお得なのか、気になる人もいるのではないでしょうか。

実は残クレは損することも多い支払方法なんです。

そのあたりを解説したいと思います。

【スバル・インプレッサスポーツ】出来ればローンは組みたくない!

まずは普通のローンですね。

できることならローンは組みたくないですよね。

ローンを組まずに一括で買えるならそれに超したことはないですよね。

なぜなら、金利が発生しないのですから。

最終的にお得なのは一括です。

時間はお金であり、完済までの時間がかかるほど利子は大きくなります。

一番のオススメは一括払いです。

一括払いは当月の大きな収入になるため、ディーラーも喜びます。

実は一括というだけで、値引き交渉の大きな武器になるのです。

「あとちょっと安くしてくれたら、一括で払うのが楽になるんです!」

とか、話の流れでうまく使っていきましょう。

ちなみに一括とローンでどのくらい支払総額に違いがあるか比べてみました。

SubaruFinance(https://www.subaru-finance.jp)というサイトで見積が作れます。

結果を言いますと総額2,284,260円の場合、頭金を424,260円収めて、車両本体価格1,860,000円を60回の均等払い、総額で2,474,099円の支払いとなります。

最終的に約20万の違いですね。

5年かけて支払うので、そこまで気になる利息ではないのですが、毎月払う金額が初月は37,939円、以降は34,100円となっています。

毎月この金額は結構痛い額ですね。

やはり、将来の収入を見込むのではなく、一括で買えるだけの貯金をしてからの購入が望ましいです。

でもクルマが必要になるときというものは、貯蓄額とは関係なくやってくるもの。

これは頭が痛いところですね。

しかし!

そんな人達の月々の支払額を小さくする画期的な方法が編み出されました!

それが残価設定型クレジット、通称残クレです。

でもこの残クレ、注意点も多いですし、ローンより損する可能性もあります。

今度はその点を見ていきましょう。

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【スバル・インプレッサスポーツ】その残クレ、よく考えて!

残価設定型クレジット(以後、残クレ)についてよく知らない人もいると思うのでざっくり説明しますと、将来あなたが買ったインプレッサスポーツを販売店に返してもらう代わりに、その価格分を総額から差し引いた額でローンを組めますよ、というものです。

最終的にスバルに下取りに出す契約ということですね。

もちろん最初に約束した下取り価格を支払うことで下取りをナシにしてそのままインプレッサスポーツを乗り続けることもできます。

またその下取り価格分をさらにローンとして分割払いすることで乗り続けることもできます。

基本的に34回払いか、58回払いの2択です。

これは車検前に支払いが終了するプランです。

大体の知識としてはこのくらいでいいと思います。

先ほどのSubaruFinanceで計算してみます。

金額などの数字は選ぶグレードによって変わるのでナシで行きますね。

ローンと同じく、オプションなどを含めた総額から、車両本体価格を引いた額を頭金として納めるのが決まりみたいです。

そして残った車両本体価格から設定された残価額(下取りなり支払いなりで最後に払う金額)を引いた金額にローンが設定されます。

いろいろ試してみた結果から結論を書きます。

確かに同じ期間での月々の支払額は減ります。

総額から下取り価格を引いた分を分割するのでそうなりますよね。

しかし、残価額は34回払いで948,000円です。

58回払いで688,000円です。

当然ですが、クルマは時間が経つほど値下がりするのでこのような金額になります。

何が言いたいかというと、仮にもし中古車査定や下取りでこの残価額と同じ金額が出るとしたら、普通にローンを組んで、完済とともに中古で売り払った方がお得ではないかとおもってしまうのです。

もちろん残価額と同じかそれ以上の査定額が出る保証はありません。

しかしそれは逆の場合も言えるのです…。

サイトをよく見ると書いてあるのですが、最終的にクルマをスバルに引き渡すとき、クルマの状態が残価額以下だと査定された場合、足りない金額は手出しする必要があるのです。

これは怖いと思います。

ちょっとぶつけただけでも最終査定額が激減する可能性があるので、修理は必須です。

クルマの状態維持にかなり気を付けないといけないのです。

しかしそこはスバル。

クルマの査定に大きく影響するエクステリアの状態を補償するサービスがあります。

それが安心プロテクト3。

残クレを選んだ場合、3年間無料でバンパー、ドアミラー、ドアパンチの損害を補償してくれます。

無料といっても、サービス料が無料と言う意味で、修理自体は有料ですよ。

その修理代が安くなるという意味です。

これはお得ですね!

…しかし。

実は事故を起こした時点で、残価額以下の査定額になる可能性が高いのです。

スバルの自動車引き取り条件はこうなっています。

「最終回支払に関する特約書」をご確認ください。

  • 1. 最終回支払い額(契約時設定残価)を除く分割払い部分全額についてクレジット契約に基づき約定通り履行していること。

  • 2. 当該自動車が、次の規定をすべて満たす場合は取扱スバル特約店が最終回支払い金額でお引き取りいたします。
    (1) 走行距離が36,000km(34回)/60,000km(58回)以下であること。
    (2) 内外装の損傷による査定減価額が、以下の通りであること。
    普通・小型乗用車:100,000円以内
    軽乗用車:50,000円以内
    (3) 事故などによる修復歴及び自動車の機能損傷がないこと。
    (4) 過酷な使用(レース、ラリー等による過酷な走行等)、一般に自動車が走行しないと判断される場所での使用、スバル純正部品以外の取付による自動車の原状変更、その他違法改造がされていないこと。
    (5) 法令及びスバルが指定する点検整備を受けていること。

  • 3. 上記規定を満たさない場合は、以下の金額をお客様から取扱スバル特約店へお支払いいただきます。
    (1)【超過走行キロ精算】前項2(1)号の走行距離を超えた場合は、下記で計算された金額。

 

普通・小型
乗用車の場合
軽乗用車
の場合
超過走行
キロ精算
80,000km以下 10円/km 5円/km
80,001km以上 20円/km


(2)【車体損傷精算】前項2(2)号による査定減価額を超過した場合は、超過した金額。
(3)【事故減価精算】「事故落ち減価」又は前項2(3)号、(4)号、(5)号の条件を満たさない場合は、(2)号による車体損傷精算とは別にそれぞれの査定減価額。
※査定については、(財)日本自動車査定協会又は、協会認定査定士及びその他公正な機関による評価とします。

  • 4. 前項でお支払いいただく金額は前項3(1)号、(2)号、(3)号の金額を合算したものとし、お支払いは自動車の返却と同時とします。

事故の他にも走行距離も条件に入っているので、よく走る人は注意が必要です。

要するに、事故を起こすと修理費もかかるし、残クレは最後に足りない査定額を手出しする必要性もあるということ。

安全運転必須ですね。

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【スバル・インプレッサスポーツ】残クレの心構え

ローンも借金の一種だということを忘れてはいけませんね。

残クレは一見支払いが減るように見えますが、減った分はしっかりとお乗りになっているインプレッサスポーツに担保されています。

乱暴な扱いはできません。

事故を起こさないというこころ構えが大切です。

そしてもう一つ大事なこと。

それは少なくともスバルに愛車を返す、あるいは残価を払ってしまうまでは他のメーカーのクルマに乗り換えることができないということです。

これはスバルというメーカーに縛られることを意味しています。

もちろん、残クレを完済してしまえばあとは自由なのですが、最終支払いが問題になってきます。

つまりインプレッサスポーツを残クレで購入した場合、最後はインプレッサスポーツを返却するか、残価をキャッシュで支払うことになるのですが、そこから他のメーカーのクルマを買うのがめんどくさいのです。

キャッシュで支払って、クルマは自分のものにします。

そのあと他のメーカーのクルマに下取りにだして新車を買うとします。

ここで支払った金額以上の査定額を出してもらわないと、普通にローンを組んだ場合より最終的に損してしまいます。

だから損しない選択としては、クルマをスバルに返却し、スバル車を買うというのがスマートになってくるのです。

仮にクルマをスバルに返却し、他メーカーのクルマを買うとしても納車までに時間がかかります。

新車が自分のものになるまでの1、2か月をクルマなしで過ごすのは不自由ですし、レンタカーというのも面倒な話です。

そんな長期間ただで代車を貸してくれるとも思えませんし…。

決して不可能ではありませんが、残クレは別メーカーのクルマに乗り換える場合は障害をひとつ設けてしまう選択肢だと言えます。

それこそがディーラーの狙いというか、目論見のように思えてしまうのはこころが荒んでいるからでしょうか。

なんとも悲しい話ですね。